テーマ
「街(まち)」
受賞作品
今回、少々テーマが難しかったですね。 審査は一次審査通過作品が少なかったため、デジ研ネットのみで行っております。 結果、グランプリに輝いた作品は今回該当無しです。決して作品内容が悪いと言うものではなく、テーマ「街」としてガツーンと見る人を釘付けにしてくれる作品が無かった為です。 優秀賞に輝いたのは2作品。「新世界 」は雑多な雰囲気でなかなか良いフレーズですが、もうひとつズバっとした「何か」を写し込んで頂けたら良かったなと思います。「夕暮れの街」はレベル補正されているそうですが、雰囲気がとても伝わってきます。但し「街」として見ると少々弱かったのでグランプリまでは行きませんでした。 街と言うと建築物や構造物の立ち並ぶ風景もそうなのですが、その景色の中の一部である一枚の窓や路地の入り口、ストリートパフォーマーも街を形成する細胞の1つでもあります。たとえば作品「コヒーショップ」の窓を見ていると、その写真の見える範囲を飛び出して、左右の情景や屋根、地面、そして店の中にいる人達はどんな人だろうかと想像を巡らす事が出来ます。それがどんどん膨らめば、その写真を見ている人の中には自分だけの街として広がって行きます。「コヒーショップ」はアプローチは良かったのですが、欲を言えばポイントである鶏の置物をもう少しうまく見せて欲しかったです。「昔のままの商店街」や「フリーマン」の作品も見ている人たちに想像を働かせてくれ、人それぞれの街のイメージが浮かんでくることでしょう。「フリーマン」は手ブレがかなり大きかったですね。「中華街の夜 」の静止した部分と動きのある部分の混在はとても面白いのですが、やはりフレーミングがマイナス点で、電線がとても気にかかりました。 反面、風景はとても難しく、中途半端では主題が見つからず、思い切った広角写真や一点集中の造形美写真までインパクトをつける必要があるのかとも思います。 優秀賞には液晶モニタービュワー、佳作の方々にはメモリーカードケースをお送りいたします。受賞された方は「フォトコンテスト事務局」宛にメールで賞品の送り先をお知らせください。作品応募の際に記入していただいたお名前と照合させて頂き、本人と判断いたします。 |
該当作品無し |
|
|